餃子ネコの日記

えっブログ?やってませんけど……

少女の心、いつまでも

こんにちは。先日の「もものかんづめ」でちょっとだけ告知しましたが、今日は高校時代にダイヤモンドを集めた話を書きます。まずは私の愛おしい高校のこと。

f:id:gyozaneko:20211102113012j:image

はじめに、私の愛おしい高校というのは県立の女子高で、レベル低めの進学校だけど、地元では頭いい扱いをしてもらえるプチお嬢様学校でした。

 

中学三年生の頃、家からチャイムが聞こえるほど近い偏差値50くらいの高校にいくつもりだった私に恩師が若干ノリで勧めてくれた女子高。「いけんじゃね?」と言われたので受けてみたら無事合格しちゃいました。ちなみに母の出身高でもあります。

 

当時の私には女子高なんて、女のドロドロが純度100%で襲いかかってくる恐怖の園でした、根拠はなし。でも実際にはにぎやかで、他の高校の空気とは異なって、牧場みたいなのどかさがあったと思う。共学的な恋愛的な青春はほとんど経験できなかったけど、もう一度高校を選ぶとしてもまた女子高にいきたい。

 

大学で3年ぶりの共学生活をしていると、やっぱり女子高は特異空間だったのかなと思うことがあります。高校では生徒が女の子のみだったから、女の子らしさとか、女の子としての役割みたいなものを全く求められなかった気がする。私がただ私であることに性別を使って文句を言う人がいなかった。

 

まあそんなことはどうでも良くて、女子高での私は決して優等生じゃなかったと思う。そんな私のことを優しく見守ってくれるなでしこな女たち…

 

例えば全校生徒が体育館に集められて知らない人の話を聞く時間があれば、私は「絵しりとりしよ〜」と声をかけて横の列のみんなに紙とか回してた。普段あまり話さない子にも声掛けてみたらやってくれました。彼女はとっても絵が上手。

 

こんなことばかりしていた私は体育の時間に外で先生の長い話を聞いている際にも暇を持て余してしまう。当然のこと。

みんなもきっと知っているはず、校庭にある砂の中にはたまにガラスの破片がありますよね。それを私はダイヤモンドと称して先生が話してる間ずっと集めてました。次第に近くの子たちが興味を持ってくれて、一緒にダイヤモンドを探してくれるように……そうしてしこたま集めたダイヤモンドを大切に握りしめては教室のロッカーで保管していました。担任の先生にも見せて自慢した覚えがある。「あら〜!キラキラだねえ」って言ってくれた。今でもその思い出ごと部屋にちゃんとあるよ。あ〜〜楽しかった。

 

いつまでも私の中の高校のみんなは優しい。女子高を愛している。とはいえ、高校時代はなでしこと呼ばれていた私たちが卒業した途端に「千草」呼ばわりされるのは全くもって不服。あたしらっていつの間に草にされてんの?まあいいか、いい感じの草になって学びつつ、品位を高め、ともに働こうね。なんで校訓こんなに覚えてるんだ。

 

夢追いベンガル

夢追いベンガル